2022.10.27
プロジェクト;エンターテインメントコンテンツ;ビジネスプロデュース・経営・事業開発;クリエーティブ・制作;

あの3つのメニューはどのように誕生したのか?

既にこのサイトのNEWSでも紹介されているNHメンバーが考えたメニューがお店で味わえる取り組みだが、今回は、その裏側、このコラボレーションがどのように誕生し、そこにNHのメンバーがどのように関わったのかを2回に渡りお伝えしたいと思います。第一回目は、企画の発起人であり、コラボ事務局を務める鈴木宏法さんとメニューを考えた石川貴一さん、田中友規さん、高田かや乃さん、浅野佳麻里さん、市原弘一さんの5名にお話を伺った。 まず始めに、この企画を立ち上げられた鈴木宏法さんに話を伺った。 NHで「コラボ企画」と呼ばれていたこの企画はどのように始まったのでしょうか? 鈴木:私はNHの中でコミュニティーマネージャーというミッションがあります。そこではNHのコミュニティの中にみんなが交流し、相互の見守りとともに仕事が生まれる場をつくることでした。その場の一つにサークルという場があります。これは趣味などの共通項でグループを作り、メンバー同士で交流したり、対外向けに発信したり、プロジェクトを行ったりしていますが、ビジネス目的以外のものも多かったため、特にビジネス目的になるものに関しては、NHの中で新たにビジネスユニットというところで、ビジネスラボとして立ち上げ直し、そこで始めることにしました。ここはビジネスの提案を行うためのコミュニティですが、今回は新たに「コラボ企画」というクライアントや地域コミュニティとの協業によりNHのポテンシャルを外部に発信する場を作る、という第1号案件です。 今回のこの企画のNHとしての目的はどんなものだったのでしょうか? 鈴木:今回の案件は、人生100年時代のNHメンバーの新しい活動の発信となること、NHがオフィスを構える人形町で地域とのつながりに貢献できること、そして地域だけではなく社会にも貢献できることなどを念頭に企画を進めてきました。そこでNHの中で人形町との接点のある方々に相談していくなかで200人を越えるNHメンバーの誰でもが参加でき、多くの隠れた才能を示せる場所として「食」が出てきました。そこにNHメンバーがお手伝いしているバンズダイニングさんと組み合わせては?となりました。バンズダイニングさんは人形町にも多くの飲食店を展開されているため、今回の地域に対する貢献という目的にも合致し、一緒にメニュー開発をすることになりました。このメニューの提案はNHの全メンバーに告知され、全部で21組から57案が提出されました。そしてそのうち3つのメニューが採用され、皆様にご提供できる事になりました。今後もこのように地域の方々などと一緒に新たな提案目的にもきればと思っています。またNHでは、こういう事ができます!ということも示すことができたので、これからそういう新たなクライアントからのお話もお待ちしております。 ・提供期間:2022年11月30日(水)まで ・提供店舗: 伊達のくら 人形町店(東京都中央区日本橋人形町2-6-1) くらのあかり 人形町本店(東京都中央区日本橋人形町2-7-1) くらのあかり 人形町大門通り店(東京都中央区日本橋人形町2-16-1) ※コラボメニューは、基本夜用メニューとしてのご提供となりますが、ランチでの対応は店舗ごとに異なります。 詳しくはこちらの記事をご参照ください。 https://newhorizoncollective.com/news/iIflAXMGbPUNZw

鈴木宏法さんのプロフィール:
アジアを中心に、欧米に広くネットワークを持つ個人商社ウエストワンの顧問を務めています。大企業のみならず、中小企業のビジネスマッチングを図るため、輸出できそうな中小企業が製造するニッチな素材や商品の目利きや日本企業で有効活用できそうな輸入素材の企画提案をさせていただきます。ベースにある想いは、過去に培ったソーシャル・マーケティングの実績を生かしたSDGsに資する活動や地方創生に寄与する活動の推進で...
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石川貴一さんのプロフィール:
米国代理店勤務を経て、2001年電通入社。グローバルビジネス分野を主として歴任し、マーケティング、海外のデジタルマーケティング等を担務。2021年、(denq.tokyo)を立ち上げました。自由な広告代理店ですので、ネットワークを活用し、ビジネス・デザイン、コンテンツ・プランニングを核に、さまざまなご用命をお手伝いでします。小さな電球ですが、不確定な世界の先を照らします。
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田中友規さんのプロフィール:
料理とデザイン 漬物とデザイン シンガポールとデザイン かけあわせたらなんでも新規事業
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市原弘一さんのプロフィール:
電通在籍時には、そのブランドを成長させるには、どんな考えが必要か、どんなイメージがふさわしいのか、どんなコトバが刺さるのか。ブランドを考える上で、源流にあるコンセプトから、それを具体化した表現まで、大型クライアントを相手に一貫して担当していました。頑張る事業者さん、決断できる経営者の方、規模によらずぜひご一緒したいです。生みの苦しみと楽しさを味わいましょう。肩書は、クリエーティブディレクター。仕...
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浅野佳麻里さんのプロフィール:
関西在住・食のコーディネーター、マーケティングプランナー。1986年株式会社電通関西支社入社、2020年12月退社するまでマーケティングセクションに在籍し、酒造メーカー、食品加工メーカー、お菓子メーカー等多数の食クライアントを担当。企画制作・調査・商品開発・新商品PR・セミナー講師コーディネート作業等幅広く活動してきた。また、電通食生活ラボにも在籍し、食生活調査レポート・トレンドレポート等を社内...
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高田かや乃さんのプロフィール:
女性ターゲットのプランナー。「食」や「美容関連」など、「女性」をターゲットとした「企業/商品」に対して、お話を伺いながら、課題や問題点を共有し、解決に向けた「アイディア出し/企画提案」を行っています。 また、自分の特徴でもある「声」を活かし、「ナレーション(原稿読み)」や「イベント司会」ができるよう、ただいま修行中。単に原稿を読むだけでなく、「何を、どのように伝えるのか」、原稿制作の段階からお手...
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ネーミングのインパクト勝負!


ここからは今回採用されてメニューを企画された3人の方に伺った。 トップバッターは「くらの二枚舌」というメニューを開発された石川貴一さんです。 「くらの二枚舌」そもそも名前にインパクトがありますよね。 石川:今回はアイデアだけでも参加できましたので、広告代理店っぽく、キャッチーなネーミングから考案しました。お題が「タン」ということだったので、そもそも素人がメニューを考えることがあまりない食材だったのが、面白かったです。角煮バーガーはあるけど、牛タンをバーガーには挟むのは見たことがないので、その意外性で企画が採用されたのだと思います。実は、まだ食べていないので、これから食べるのを楽しみにしています。

関西の名店、味吉兆の監修!


次は、「タンタン贅沢出汁茶漬け」というメニューを開発された田中友規さん、高田かや乃さん、浅野佳麻里さんのチームです。 「味吉兆」監修とありますが、そもそもどのように誕生したのでしょうか? また実際にやってみた感想などがありましたら、お願いします。 まずは田中さんから… 田中:もともと私はアートディレクターをやりながら料理研究家をやっていまして、そのなかでクライアントとして「味吉兆」さんとお仕事をしていました。その関係もあって、味吉兆さんにこの企画を持ちかけた所、快く引き受けてくださり、味の監修「味吉兆」となっています。ですので、今回は出汁に非常にこだわっています。関東の人にはあまり馴染みのない関西出汁のお茶漬けになっていますので、ぜひ関西の出汁文化を多くの人に味わってほしいです。そして、できれば関西にいらした際に「味吉兆」さんまで来てくれると嬉しいです。 高田:「私は、味吉兆さんとはNHが始まってからの初めてのクライアントでもあり、NH内でチーミングをしてサポート活動をしながら信頼関係を築いてきました。味吉兆の店主の方は、とても前向きで何でも面白いと思って取り組んでくださいます。 浅野:今回の企画は「人形町のことも好きだし、やってみましょう。」と言ってくださったので、みんなでブレストをしていると、ダジャレの好きな店主が、「舌舌(タンタン)茶漬け」と発言したことが発端です。牛タンを見事に柔らかく佃煮にして、お店の看板でもある出汁をかけるということで、今回のメニューが完成しました。時間のない中、試作品作成、味のチェックなど、ご協力いただいたことには、とても感謝しています。 ありがとうございました。

お客目線だけではなくお店目線でも開発された牛タン味噌!


最後に「牛タン味噌ピザ」を開発された市原弘一さんです。 牛タンをピザにするというのが、意外なのですがどのように作られたのでしょう? 市原:牛タンの端材という食材を汎用ベースで使えるものにするために肉味噌の肉を牛タンに変えた牛タン味噌を作るということを始めに考えました。この味噌を色々アレンジして使えるようにしたらいいのではというところから、牛タン味噌のピザというメニューに落ち着きました。考えているときに、調理する方の技術が必要なく、どこのお店でも同じ味を提供できるようにするには、味噌のような作り置きが可能なものがいいだろうと思いました。また原価計算などもしっかりしました。そして味噌に関しては3回作りましたが、実は自分でも食材を作って試作しています。今回、ピザに合わせてみたら、この味噌とワインと言う組み合わせが非常にいいと思いましたのでぜひ若い人にも食べていただきたいです。 皆様、ありがとうございました。お話を聞いて私も食べに行きたくなりましたので 来週にでもお腹を空かせて人形町に伺いたいと思います。 文・あかぎ よう

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